最強の記憶術、記憶の宮殿(メモリーパレス)とは

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心理学

私は記憶力が悪い・・・

みなさん、記憶力に自信はありますか?

私は人並み以下でした。

買い物をするのも携帯の「買う物リスト」をチェックしないと必ず買い忘れてしまっていました。

また、昔から暗記が苦手で物事を覚えるのに苦労していました。

国語の50問テストはたったの2点でした。(「夜」という字しか書けなかった)

この記憶力、実は誰でも向上させることが出来るのです。

そのためにはまず「記憶」について少しお話しします。

もっと早く(20年くらい)知っていれば・・・

そもそも「記憶」とは

人間が物事を記憶するメカニズムには3種類あると言われています。

感覚記憶

目や耳から入る情報を意識せず、ほんの一時的に記憶するもので大体数秒で忘れてしまうと言われています。必要のない情報はこれに該当し、日常的に行われています。

短期記憶

7文字前後の記憶で15秒〜30秒の間、記憶を保持できるとされています。

作業記憶、ワーキングメモリと呼ばれることがあります。

長期記憶

長期記憶には、宣言的記憶と手続き記憶に分類されます。

物の名前や体験した思い出、自転車の乗り方などがこれになります。

理論上、容量は無限で(諸説あり)永久に記憶が出来ます。

この長期記憶に残すことが記憶をする上での鍵となります。

最強の記憶術、記憶の宮殿を活用

この長期記憶に残す方法として古代ギリシャから伝わる方法が

「記憶の宮殿」です。

人間は進化の過程から風景や場所を視覚的に覚えるのが得意です。

小学校の時に通った通学路や友達の実家など、鮮明に思い出すことができると思います。この性質を利用します。

買い物に必要な物を例に、具体的に実践してみます。

豚肉と卵と牛乳と食パンを記憶したい場合を例に、自分の家をイメージします。

自分の家の中にこれらの食品を配置していくのですが、ただ単に玄関に豚肉が置いてあるのはイメージとして弱いので、それぞれインパクトのあるイメージに置き換えて配置していきます。

 

まず玄関の扉を開けるのをイメージして下さい。

そこには、玄関でひしめき合う大きな豚がたくさんいます。

2階に上がる階段には卵が無数に落ちていて踏まない様に上がるのは大変そうです。

リビングに続く廊下には全裸の食パンマンが牛乳を片手にこちらを見ています。

 

・・・どうでしたか?イメージすることができましたか?このイメージはしばらくは頭から消えないでしょう。

このように、ありえない光景をイメージする程記憶に定着します。

他にも自分のイメージしやすい通学路や建物、体などにインパクのあるイメージを組み込むことで短期記憶が長期記憶に移行しやすくなります。

ベースとなる記憶力の向上が見込める

この記憶の宮殿を活用し続けると、脳が活性化することが分かっています。

その結果、記憶力と様々な思考力が向上されることで生産性も上がります。

忘れ物が多く漢字テストで1問しか解けなかった私が

日常的に記憶の宮殿を活用し続けることで、専門用語を1500ワード以上記憶することが出来き、様々な資格試験にも合格することが出来ました。

「記憶」はテクニック

記憶は才能ではなく、誰でもできる「テクニック」です。

凡人の私が身を持って感じました。

今回の記憶の宮殿は、汎用性も高く様々な使い方が出来ます。

記憶をする競技の世界チャンピンオンもこの方法で記憶をしています。

苦手意識の強い「記憶」は理解することで便利な「力」になります。

理解を深め、より強力な「武器」へと変化させてみて下さい。

 

今回の記事があなたの今後の人生の役に立てれば幸いです。

閲覧していただきありがとうございました!

心理学
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ぱれいどりあ(ぱれ)です。
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公認心理師

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