「サボる」心理「リンゲルマン効果」
こんにちは、ぱれです!
みなさんの周りには仕事をサボっている人はいませんか?
サボっている人を見ると、ついイライラしてしまいますよね。
人が仕事をサボってしまう原因には
「人数が多くなるとサボりやすくなる」
と言う心理があります。
これを「リンゲルマン効果」と呼び
「社会的手抜き」と呼ばれたりもします。
この効果を説明するには、綱引きの実験が有名です。
この綱引きの実験では、綱を引く人数が多くなるほど
1人あたりの綱を引く力が弱くなることが分かりました。
詳しく解説していきます。
まずは綱引きを1対1で行う場合を見てみましょう。
1体1の場合は1人当たりほぼ100%の全力で綱を引っ張ります。
次に2対2の綱引きの場合はどうでしょう。
1人当たりの引く力がおよそ93%となり、1対1の時と比べて少し手を抜いた状態で綱を引いていることになります。
そこで人数を少し増やして3対3の綱引きになった場合
1人当たりの綱を引く力は85%に低下してしまいました。
これが8対8の綱引きになった場合にはどうでしょう…
8人に人数が増えた場合だと
1人当たり49%にまで綱を引く力が低下することが分かりました。
つまり「人数が多くなると人はサボりやすくなってしまう」と言うことです。
また「ダブルチェック」や「トリプルチェック」
と言う言葉がありますが、これにもリンゲルマン効果が関わってきます。
「前の人が見てるはずだから大丈夫だ」
と言う心理が働き、手を抜いてしまいます。
「確認する人数を増やす」ことが「漏れ防止」には繋がらない
と言うことが分かっています。
リンゲルマン効果の対策
リンゲルマン効果への対策として以下のことが考えられます。
①仕事に対する個人の貢献度と評価
自分が仕事にどれだけ貢献しているのかを知ること。また、その仕事に対しての適切な評価を受けることで「仕事に責任を持つ」ことができます。
②メンバーの関与
仕事を行う上でコミュニケーションは重要となります。仲間意識や集団意識が薄れてしまうと自然とサボり始めてしまうため、日々のコミュニケーションは重要と言えます。
③課題の魅力を高める
仕事で得られる経験や報酬を魅力的な物にすることで、モチベーションを高めることができます。難しいですがどんな仕事でも「楽しみや」や「目標」を見つけることが必要です。
リンゲルマン効果は、今日も身近な所で発動しています。
この「サボってしまう心理」を理解することで
あなた自身がリンゲルマン効果に陥らないよう気をつけることができます。
また同時に相手への理解も深まることでしょう。
今回の記事があなたの役に立てれば幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました!
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