人は「無意識」に支配されている。フロイトの「無意識」を小学生にも分かるように解説

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「無意識」とは

皆さんは、無意識に身体が動いたり

無意識に言葉にしてしまった経験はありますか?

「無意識に〇〇してしまった。」

と言う言葉はよく耳にするかと思います。

フロイトは「無意識」を初めて発見したとされています。

そしてこの「無意識」を

自分では認識できない、抑圧された意識。

と提唱しました。

つまり、人は忘れてしまいたい「記憶」を

「無意識」に閉じ込め普段意識しないようにしている。

これが「無意識」と呼ばれる物です。

今回はこの「無意識」についてお話ししていきます。

「無意識」の発見

これまで人の行動や言動は

その人の「意識」が理性的に決めていると考えられていました。

また古代や中世では説明のつかないことに対して

「神様や悪魔の仕業」であると思われていました。

しかし精神科医であったフロイトは患者を診ていく中で

思い出したくない記憶が「健忘症」と言う神経症を引き起こすことに気がつきました。

このことから「無意識」の存在を発見しました。

意識には3つの層がある

フロイトは心を「意識」「前意識」「無意識」という3つの層に分けてました。

①「意識」は、現在意識している、意識できている領域です。

②「前意識」は努力することで意識できる領域です。

「無意識」は意識することのできない領域であり、常に「意識」の中に入りたがっています。

普段は「無意識」の中に(抑圧された)閉じ込められた記憶が何かの拍子で「意識」に入ることで様々な行動が生じると考えました。

人間の行動は「無意識」に支配されている

誰しもが経験したことのある

「言い間違い」「物忘れ」「トラウマ」全ての「選択」

これらも過去の経験や記憶から「無意識によって決められている」と言えるでしょう。

これはあくまでフロイトの考えであり、決定的な根拠となる物はありません。

しかし、人の心を理解するために

実態の無い物に意味を与えたフロイトは

大きな偉業を成し遂げたことに違いありません。

今後、さらなる心理学の発展により

「無意識と呼ばれる物」が解明され

人の心の理解がさらに近づく日も遠くないかもしれません。

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました。

またお会いしましょう!

 

 

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ぱれいどりあ(ぱれ)です。
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