誰もが「承認欲求」の奴隷
あなたは「他人に嫌われるのが怖い」ですか?
いつも「他人の目を気にして」生きていませんか?
日本人は「他人からどう思われているか」と考えてしまう傾向が強いようです。
私も純粋無垢だった頃は、このような経験をたくさんしました。
「他人に認めてほしい」という欲求は非常に強力で承認欲求と呼ばれます。
精神科医であり心理学者のアドルフ・アドラーが提唱した個人心理学の中では
「人が幸せに生きるためには承認欲求(他者承認欲求)は必要ない」
と説いています。
承認欲求のまま他人の期待に応える人生は、自己の否定につながり不自由な人生を送ることになる。
「良い承認欲求」と「悪い承認欲求」
承認欲求には2種類あります
- 自己承認欲求(良い欲求)
- 他者承認欲求(悪い欲求)
の2つに分けられます。
この承認欲求が強いと他人の言動に左右され、小さなことで悩み
他人の価値基準に合わせた判断をしてしまい自分を苦しめます。
そのような人生は他人の人生を生きていることになり
自分の人生を生きているとは言えません。
自分の気持ちや感情を表現してこそ、本当の意味での自分の人生です。
承認欲求を捨てることが自由な人生を送る鍵
承認欲求を捨てる「3つの勇気」
承認欲求を捨てるためには勇気が必要です。
しかしこれまでに、他人に褒められることを成功体験としてきた私たちには中々勇気のいることです。
承認欲求を捨てることを提唱したアドラー心理学が
「勇気の心理学」
と呼ばれるように、あなたも勇気を持ってこれまでの考え方を捨てる必要があります。
ここからは承認欲求を捨てるための「3つの勇気」を紹介していきます。
①ありのままの自分を受け入れる勇気
「認められたい」という気持ちは劣等感から生まれます。
劣等感を捨て、自分のコンプレックスに感じていることを受け入れる勇気が必要です。
劣等感を捨てるためには、他人との比較ではなく
昨日の自分、理想の自分との比較をします。
②普通である勇気
①のありのままの自分を受け入れる勇気には、自分らしく「普通」である勇気が必要です。
普通である勇気とは
人と違うことに価値をおくのではなく、自分であることに価値をおくことです。
自分は他人と同様に唯一無二の存在であり、平等であることを意識する必要があります。
③自分と相手の「課題」を分ける勇気
アドラーは自分と他人の課題を分離する必要があると説いています。
これは、出来事の結果を最終的に引き受けるのは誰かを考えます。
結果を引き受けるのが相手であれば「個人の課題」として不用意に干渉しない勇気を持つことが大切です。
他人のことは無視して、自分のことだけに集中する?
少し冷たい気もするけど・・・
アドラーは他者と共に生きること
より良い形で協力することを目指しています。
「個人の課題」として積極的な介入は避けることで相手を尊重しつつ
依頼があった場合は「共同の課題」として助け合う関係を目指します。
- おせっかいは「個人の課題」に踏み込む自己満足
- 親切は「共同の課題」として取り組むため自分も相手も満足
承認欲求を捨て去り、無敵になった私
承認欲求を捨てることで
- 対人的なストレスが少なくなる
- 他人からどう思われてもかまわない
- 自分の好き嫌いを基準にして物事を判断できる
他人に縛られない自由な人生が待っています
私は約27年間、周りの目を気にして怯えたように生き、他人に嫌われないことだけを考えていました。
心理学やアドラー心理学に出会うことで、今では他人の目を気にせず
自分らしい人生を送ることが出来ています。
変わり者?変人?そう言われることもあるでしょう・・・
ありがとうござます!
最高の褒め言葉です!
相手がどう思うかは私の影響力の範囲外、相手の課題です。
いつの時代も世界を変えてきたのは変わり者です。
ただひたすらに自分の信じた道を一緒に進みましょう!
最後に私の好きなアドラーの言葉を送ります。
人間は自分の人生を描く画家である
この記事があなたの今後の人生の役に立てれば幸いです。
閲覧いただきありがとうございました!
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