「詐欺は進化する」心理学が暴く「感情操作型詐欺」の罠と対策

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詐欺は進化する

近年「特殊詐欺」が進化し続けています。

その中でも、急増しているのが

「感情操作型詐欺」です。

これは、被害者の感情を巧妙に利用して判断力を鈍らせ、金銭や個人情報をだまし取る手口が特徴です。

今回は、その手口と心理学的背景、対策を注意喚起として簡潔にまとめました。

感情操作型詐欺3つの特徴

①緊急性を煽る:突然「親族が事故にあった」「支払いが遅れている」と電話やメールで告げられ、即時対応を要求される。

②専門性を装う:警察官や銀行員など権威ある立場を名乗り、信頼感を抱かせる。

③高額報酬の提示:高額なリターンを約束し、投資詐欺や架空請求へ誘導。

特徴から見える3つの心理学的背景

①恐怖と不安:緊急性を強調することで、被害者の理性的判断を妨げます(闘争・逃走反応)

②権威への服従:権威のある人物からの指示に従いやすい心理傾向(ミルグラム実験の結果)が利用されます。

③即時報酬への誘惑:人間は未来の利益よりも目の前の利益を優先する「現実バイアス」に弱いため、高額リターンの提示に反応しやすくなります。

 エビデンスに基づいた3つの対策

①冷却期間を設ける

詐欺のプロセスにおいて、被害者が即決しなければならない状況が多く

必ず一旦時間をおくことが推奨されます。

●エビデンス:2014年の研究では、感情に左右されやすい「システム1」の反応を抑えるには「システム2」(理性的思考)を働かせる時間が必要とされています。

②権威に依存しない思考を養う

警察や銀行員などの肩書きだけで判断せず、必ず公式窓口に直接確認を取る癖をつけましょう。

●エビデンス:Milgram(1963)の研究で、権威の影響を最小限にするには個人の自主的判断を強化する必要が示されています。

③感情を利用されないための訓練

普段から詐欺の手口を学び、冷静な判断を保つ練習をすることで感情操作に対抗する力を養います。

●エビデンス:教育と認知行動療法(CBT)は、被害リスクの低減に有効とされています。

あなたは「本当に」大丈夫?

「自分は大丈夫」という認知バイアスが詐欺被害を拡大させる一因です。

詐欺は誰にでも起こり得る問題であると認識し、心理的な弱点を理解したうえで対策を講じることが、被害を防ぐ第一歩です。

ぱれ
ぱれ

冷静な心と学び続ける姿勢が、あなた自身と、大切な人を守る最強の盾になります。

 

最後まで閲覧いただきありがとうございました!

今回の記事があなたの役に立てば幸いです。

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資格:公認心理師

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