助けてくださーい!
こんにちわ、ぱれです!🦉
いつも閲覧いただきありがとうございます!
突然ですが…
あなたが帰宅すると
玄関の前で人が血を流して倒れていたらどうしますか?
きっと、すぐにかけ寄ったり救急車を呼ぶなどの対応が出来ると思います。
しかし、これが大勢の人達で賑わう街中であった場合どうでしょう?
同じような対応をすぐに出来きないのではないでしょうか…?
これは「傍観者効果」が働いていると言えます。
この傍観者効果は「いじめ」や「事件」「事故」あらゆる場面で見られます。
今回は、誰もが陥る集団心理「傍観者効果」について解説していきます!
この記事を最後まで読むことで、有事の際に迅速な行動が取れる!!
ようになるかもしれません…
「傍観者効果」が発見されたきっかけの事件
「キティ・ジェノヴィーズ事件」
これは1964年3月13日の深夜、キティ・ジェノヴィーズさんが
仕事帰りに住宅街で殺害された事件です。
この時、キティ・ジェノヴィーズさんは襲われて死に至るまで
30分以上もの間、大声で助けを求めていたのです。
この異変に気がついた住人は38人と言われていてます。
しかし、助けに来た人もいなければ、警察へ通報した人もいませんでした。
なんと言うことでしょう…
この悲しい事件は、後に行われた心理実験により
「大勢が目撃していたから誰も助けられなかった」
と言う結論に至りました。
実験によると、人間が有事の際に助けを呼ぶ確率は
2人の時85%
3人の時62%
6人の時31%
と言ったように
「周囲に人が多ければ多いほど、人を助けなくなる」ことがわかりました。
これを「傍観者効果」と名付ました。
「傍観者効果」に陥る3つの要因
この傍観者効果に陥ってしまう心理には
①責任の分散 ②多元的無知 ③評価懸念
これら3つの要因があります。難しそうな言葉ですが
分かりやすく学校の「いじめ」にも例えてそれぞれ解説していきます。
責任の分散
●自分が助けを呼場なくても、大勢いるんだから誰かがやるだろう…
●自分が助けを呼ばなかったからと言って責められないだろう…
と考えが働くことです。
「いじめ」の現場を見た。と言う状況で例えると
●自分が止めなくても誰かがその内止めるだろう…
●先生がその内気づいて止めるだろう…
これらの考えから、責任を他者へ移すことで行動を起こさなくなってしまいます。
多元的無知
●大勢がいる中で誰も行動しないのは実は大したことではないのかも…
と自分に言い聞かせてしまいます。
「いじめ」を例にした場合も同様に
●じゃれあっているだけに違いない
●本人も笑ってるし大丈夫だろう…
と自分に言い聞かせ、状況を楽観視し傍観者になってしまいます。
評価懸念
●自分がしゃしゃり出て失敗して恥をかいたらどうしよう
●後で責任を追求されたらどうしよう。
●変なやつに思われたらどうしよう
と考えてしまうことです。
「いじめ」に例えた場合
●自分が先生に報告することで大きな問題になったらどうしよう
●報告することで次の「いじめ」のターゲットになったらどうしよう
と言うように、他者からの評価を気にして傍観することに徹してしまいます。
これらのことから生じる「傍観者効果」により
- 問題が発生した場合の初期対応が遅れる
- 「キティ・ジェノヴィーズ事件」のようにそもそも対応がされない
- 「いじめ」が見て見ぬふりをされ、無かったことにされてしまう
このようなことが実際に起こってしまうのです。
ここでは比較的大きな問題を例に取り上げましたが
傍観者効果は普段の何気ない日常に潜んでいて
無意識のうちに傍観者効果に陥ってしまいます。
「傍観者効果」の呪縛からの解放
この、世にも恐ろしい傍観者効果を防ぐには
「自分を含め、誰もが傍観者効果により行動が制限されている」
このことに気付き、勇気を持って行動を起こす必要があります。
事件や事故などで生命の危機がある場合、1秒でも迅速な行動が必要です。
また、他人に協力を依頼する際にも
傍観者効果を意識した声かけが重要になります。
「誰か助けてください!」と周囲に叫ぶよりも
個人に訴えかけることで、傍観者効果の呪縛から解き放つ必要があります。
- 「あなたは救急車を呼んでください」
- 「あなたは警察に連絡してください」
- 「あなたはAEDを持ってきてください」
このように訴えることで責任が分散されず、迅速な対応が可能になります。
最後に
「キティ・ジェノヴィーズ事件」のように
傍観者効果によって失われてきた命は数多くあるでしょう。
「命を救うのは、あなたです!」
とまでは言いませんが
この記事を最後まで読んだあなたは
傍観者効果を理解し、行動を起こすことで
救える命があるかもしれません。
恥を恐れず、自分を信じて一歩を踏み出して下さい!
今回の記事があなたの今後の人生の役に立てれば幸いです。
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました!
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