死刑囚「最後の言葉」
人は死の瞬間、何を思い、何を感じるのだろうか――。
それが「死」を自覚し、避けられぬ運命として待ち構える死刑囚であったなら
その最後の言葉はどんな意味を持つのだろうか…
今回は有名な死刑囚の「最後の言葉」とその「悪事」と「背景」を紹介します!
それでは彼らの最後の「ショー」を見ていきましょう…
1.ジョン・ウェイン・ゲイシー(アメリカの連続殺人犯)
●最後の言葉:「キス・マイ・アス(俺の尻にキスしろ)。」
●悪事:ピエロに扮しながら少年や青年33人を殺害し、自宅の床下に遺体を隠した。
●背景:幼少期の虐待と抑圧された性的欲求が動機とされる。
2.マリー・アントワネット(フランス王妃)
●最後の言葉:「ごめんなさい、わざとではありません。」
●悪事:王妃として贅沢な生活を送り、フランス革命時に「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の逸話で庶民の怒りを買った(事実ではない可能性もあり)。
●背景:王政崩壊の象徴とされ、革命政府によって処刑。
3.ガイ・フォークス(イギリスの反逆者)
●最後の言葉:「今からお見せするのは、私の命が終わる舞台(ショー)です。」
●悪事:1605年、国王ジェームズ1世を爆殺しようとした「火薬陰謀事件」の首謀者。
●背景:カトリックの弾圧に抗議するための反乱。
4.平将門(日本の反乱者)
●最後の言葉:「天に背くとも、我は正しき者なり。」
●悪事:平安時代中期、朝廷に対して反乱を起こし、自らを「新皇」と称して独立政権を打ち立てた。
●背景:支配体制への反発と、地域の農民からの支持が背景。
5.ルイ16世(フランス王)
●最後の言葉:「人々よ、私は無実だ。」
●悪事:フランス革命中に王権を保持しようとし、国民を弾圧したとして反逆罪に問われた。
●背景:王政の象徴として処刑。
6.石川五右衛門(日本の盗賊)
●最後の言葉:「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ。」
●悪事:戦国時代の大盗賊で、大名や豪商の財産を盗み出し、民衆に配ったともいわれる。
●背景:豊臣秀吉に捕えられ、釜茹での刑に処された。
7.ネッド・ケリー(オーストラリアの無法者)
●最後の言葉:「そんなものさ。」
●悪事:オーストラリアで強盗や殺人を繰り返し、ギャング集団を率いた。
●背景:貧困と不平等な法制度に対する反抗の象徴ともされる。
8.ジャック・ケッチャム(イギリスの処刑人)
●最後の言葉:「この役目に慣れすぎた。それが罪だ。」
●悪事:数多くの罪人を処刑したことから、人間性の喪失を自覚した発言。
●背景:死刑執行人としての仕事が心理的負担となった可能性がある。
9. カール・パンズラム(アメリカの連続殺人犯)
●最後の言葉:「早くやれよ!生きる価値なんてねえんだよ。」
●悪事:20人以上を殺害し、少年への暴行や放火を繰り返した。
●背景:幼少期の虐待と刑務所での暴力が人格形成に影響したとされる。
10.アドルフ・アイヒマン(ナチス戦犯)
●最後の言葉:「また会おう。私は神の元に従う。」
●悪事:「ユダヤ人絶滅計画」を指揮・管理した中心人物の1人。
●背景:人道に反する罪として死刑判決となり絞首刑された。
11. テッド・バンディ(アメリカの連続殺人犯)
●最後の言葉:「家族に愛していると伝えてほしい。」
●悪事:30人以上の女性を誘拐し、暴行後に殺害した残虐な連続殺人犯。
●背景:魅力的な外見とカリスマ性を持ちながら凶行を重ねた。
12. 大久保利通暗殺犯(日本、明治時代)
●最後の言葉:「我らは国のために死す。」
●悪事:西南戦争後、大久保利通を暗殺した士族たち。
●背景:旧武士階級の不満が爆発した事件。
13. 麻原彰晃(本名:松本智津夫)
●最後の言葉:「グフッ。」
●悪事:地下鉄サリン事件、松本サリン事件、信者への拉致、監禁、殺人。国家転覆罪。
●背景:リーダーの心理と集団心理が起こした悲劇。
どんな人生の終わりにも意味と物語りがある
人間の最期の言葉には、生き様や心の葛藤、あるいは真実が映し出されることがあります。
死刑囚たちの最後の言葉は、時に反抗の叫びとなり、時に後悔や愛の表れともなり、彼らの極限の心理が垣間見えます。
これらの言葉は単なる「罪人の記録」ではなく「人間とは何か、社会とは何か」を私たちに問いかけているのかもしれません…
最後まで閲覧いただきありがとうございました!
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